フランス ソルボンヌ大学
この度、高度医療人材拠点形成事業の一環として、フランスのソルボンヌ大学でのクリニカルインターンシップに参加する機会を賜り、心より感謝申し上げます。
現地では腫瘍内科にて研修を行い、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬を含む最新の集学的治療に加え、医師と患者の関係性や緩和医療の在り方など、臨床実践の多面的な側面を学びました。特に、対話を重視しながら患者と共に治療方針を決定していく姿勢は印象深く、日本の医療との共通点や相違点を考察する貴重な機会となりました。
また、欧州やアフリカなど多様な地域から医師が集う環境の中で、国際的な医療課題や各国の医療体制について議論を深められたことも大きな収穫です。多民族・多文化背景を有する患者に対し、多職種で協働しながら最適な治療を導き出す体制は、今後日本においても重要性が高まる視点であると感じています。
さらに、フランス腫瘍学会にも参加し、遺伝子パネル検査に基づく個別化医療やがんの早期発見戦略、そして化学療法・放射線治療・外科治療を組み合わせた集学的治療の最新研究動向に触れることができました。臨床と研究が密接に結びつきながら発展している現場を体感できたことは、大変有意義な学びとなりました。
本経験を通じて得た国際的視座と研究的知見、そして現地で築いた先生方とのつながりを、今後の臨床および研究活動に深く還元してまいります。


